『さめのたれ』ってなに?
伊勢の宿 日の出旅館の
女将ちゃんブログに ようおいでなして♫
さめのたれ って?
県外ではあまりお見掛けしませんが
伊勢のお土産物屋さんとか、居酒屋さんに行くとあるんです。
「さめのたれ」
これを肴に日本酒なんて…まさに至福です。
もちろんご飯もすすみます♪
これがどんな食べ物か?
字のまんま、鮫の身の干物です。笑
はいshark。そうサメ。
さめのたれ←このたれの部分の語源には諸説あるんですが
さめの身をヒラヒラと垂らして干したことから、垂れ下がった姿が由来とされているんだとか。
鮫は大昔には鰐(わに)と言われていて
古事記などの神話にも登場する神代の時代から身近な存在だったようです。
朝廷への貢献物として、皇室・斎王様への御膳にも進められた御料で
伊勢の神宮では今も神饌として神様にお供えされています。
伊勢では昔から日常的な食べ物だったので私も県外に出るまで
郷土食だと知りませんでした。笑
全国的に鮫を食べるのは珍しいみたいですが
神宮に神饌としてお供えされることからこの地方に広まったのかもしれませんね。
地元では「イラギ」と呼ばれているアオザメをはじめ、ドチザメ、ヨシキリザメなどの身を使うそうですが
身肉には尿素が多く含まれているため、手早く捌いて水洗いをしないとアンモニア臭くなるんだそうです。
昔から変わらない「塩干し」と
大正時代にできた「味醂干し」の二種類があって
どちらも地元のスーパーマーケットでも購入できるほど身近な食材です。
伊勢に来たなら一回は食べてほしい地元の名物です。
通販で購入もできるので、気になった方はどうぞ♫
「おはらい町にある魚春さん」
https://www.samenotare.jp/samenotare/
伊勢のこと、いろいろ書いていくもんで
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またおいないな♫